男性不妊が発覚したきっかけ
男性不妊が発覚したのは無事に結婚式が終わり、妊活を始めて2ヶ月が経過した時のことです。
実は妊活前から気になっていたのですが、自分の精液が何となく他人と違うような感覚がありました。
具体的には少し透明度が高い気がする、ゼリー状の固まりが見られるという点です。
しかし、ネットで調べてみても泌尿器科の先生に診てもらっても具体的な原因は分かりません。
そこで妊活を始めたということもあり、興味本位で精液検査を受けてみようということになりました。
ちなみにあとで分かったことですが、透明度が高かったり、ゼリー状の固まりがあるというのは異常ではなさそうでした。
精液に明らかに血や膿のようなものが混ざっているならともかく、精液にも個人差があるようなので、もし気になっている方がいれば、そこまで気にする必要も無いのかもしれません。
初めての精液検査
この時に受けたのが初めての精液検査でした。
キットを使って自宅で検査できることも知っていましたが、何か問題があればそのまま相談したいと思い、精液検査を実施している泌尿器科で検査することにしました。
私が行った泌尿器科では自費診療で精液検査を実施していて値段は5,500円でした。
精液検査については別の記事でも詳しく紹介しています。

そしてその時の結果がこちらです。
検査項目 | 検査結果 | 参考基準値 |
精子数 | 3,700万個 | 3,900万個 |
精子濃度 | 400万/ml | 1,500万/ml |
精子運動率 | 20% | 32% |
正常形態率 | 11% | 4% |
正常形態率だけはかろうじてWHOの基準値をクリアしましたが、精子濃度と運動率は基準値を大きく下回りました。
この基準値を超えれば安心という訳ではなく、自然妊娠するために必要な最低ラインになります。
当時は精液検査の知識も無かったので結果だけ見てもどのような状態なのか分かりませんでしたが、医師からは「自然妊娠が難しい」との説明を受けて言葉が出なくなりました。
大きな病気もせずに健康に生活してきたので「まさか自分が…」という気持ちでした。
この時の医師は男性不妊の専門医ではないので「1年間ぐらいは様子を見てみてもいい」とアドバイスを頂きましたが、帰宅してからネットで自分がどのような状態なのか調べてみると、かなり深刻な状態ということが分かりました。
当時のことを思い出すと、乏精子症や精子無力症といったなかなか聞き慣れない病名でさらに絶望感を覚えたことを記憶しています。
今後について妻との相談
帰宅してからはまず妻に報告。
妻も表には出さないですが、やはりショックを受けているような印象でした。
それからは今後について真剣に話し合い、とにかく2人でインターネットや書籍で男性不妊について学びました。
そこで分かったのは不妊の原因の多くは男性側に原因があること、症状によっては手術で改善する可能性があることなど、男性不妊について知識を得たことで少しは夫婦で安心できたと思います。
前述の通り、医師からは「1年間ぐらいは様子を見てみてもいい」と言われましたが、まずは男性不妊の専門医に診てもらおうということで2人で病院探しをしました。
病院の選び方は別の記事でも詳しく紹介しています。

最後に
自分が男性不妊だったということが分かってショックを受けるのは当たり前のことです。
しかし、世の中には自分以外にも男性不妊に苦しんでいる人が多くいます。
そして男性不妊だからといって妊娠できないということではありません。
また、この記事を閲覧頂いている方の中には女性もいらっしゃるかもしれません。
私からのお願いは旦那さんと一緒に男性不妊について考えてあげてください。
そして旦那さんはきっと罪悪感に苛まれているはずです。旦那さんも男性不妊になりたくてなった訳ではありません。
しっかりと夫婦で男性不妊について向き合っていきましょう!